最初に手短に技術的背景を説明します。3相主電源の3つの位相はそれぞれ120°です。相間電圧は、図1のベクトル図が示す通りです。VABは、単相電圧VAより√3高い電圧です。
図1:3相電源のベクトル図
産業用アプリケーションの中には、AC主電源入力から整流によって平滑ではないDC電源を生成します。どのような標準AC/DCコンバータでも、その入力電圧範囲以内であればDC電源から動作します。AC電圧の実効値(rms)は、純粋な抵抗性負荷のAC電源と同じ加熱効果をもたらす、等価のDC電圧と定義されます。ピークAC電圧は、実際には実効値電圧よりかなり高い値です(図2)。AC主電源が全波整流された場合のDC電圧は、公称実効値電圧の√2倍高くなります。したがって、あり得るすべての整流された3相AC入力電圧をカバーするには、コンバータのDC入力電圧範囲は少なくても678VDCである必要があります。
図2:全波整流されたAC波形
ACおよび整流されたACの両方の、単相および相間アプリケーションの要求に適合するためにRECOMは、85~528VACの超ワイド入力AC電圧範囲および120~745VDCのDC入力電圧範囲を備え、100VACから最大480 VACのどのようなACまたは整流されたAC主電源でも使用可能なRAC05-K/480シリーズを発表しました。
このような超ワイド入力電圧のAC/DCコンバータには、主に3つのアプリケーションがあります。

図1:3相電源のベクトル図
VA = 単相電圧 (rms) | VAB = 相間電圧 (rms) |
---|---|
115 VAC | 200VAC |
230 VAC | 400VAC |
277 VAC | 480VAC |
産業用アプリケーションの中には、AC主電源入力から整流によって平滑ではないDC電源を生成します。どのような標準AC/DCコンバータでも、その入力電圧範囲以内であればDC電源から動作します。AC電圧の実効値(rms)は、純粋な抵抗性負荷のAC電源と同じ加熱効果をもたらす、等価のDC電圧と定義されます。ピークAC電圧は、実際には実効値電圧よりかなり高い値です(図2)。AC主電源が全波整流された場合のDC電圧は、公称実効値電圧の√2倍高くなります。したがって、あり得るすべての整流された3相AC入力電圧をカバーするには、コンバータのDC入力電圧範囲は少なくても678VDCである必要があります。

図2:全波整流されたAC波形
称単相電圧 (rms) | ピーク整流電圧 (DC) | 公称3相電圧 (rms) | ピーク整流電圧 (DC) |
---|---|---|---|
115 VAC | 163 V | 200 VAC | 283 V |
120 VAC | 170 V | 208 VAC | 285 V |
220 VAC | 311 V | 380 VAC | 538 V |
230 VAC | 325 V | 400 VAC | 566 V |
240 VAC | 340 V | 416 VAC | 588 V |
277 VAC | 391 V | 480 VAC | 678 V |
ACおよび整流されたACの両方の、単相および相間アプリケーションの要求に適合するためにRECOMは、85~528VACの超ワイド入力AC電圧範囲および120~745VDCのDC入力電圧範囲を備え、100VACから最大480 VACのどのようなACまたは整流されたAC主電源でも使用可能なRAC05-K/480シリーズを発表しました。
このような超ワイド入力電圧のAC/DCコンバータには、主に3つのアプリケーションがあります。