2021/04/28
電源装置のデータシートでよく使用される一般的な用語について、簡単に解説します。
ポッドキャスト文字起こし
ジェフ:RECOM の パワフル・ポッドキャスト へようこそ。このポッドキャストでは、新しいトピックや製品についてお話しします。担当は製品モデレーターのジェフ・ドイチュマンです。RECOM は、0.25 ワットから 1000 ワットまで、産業用機器、新しい IoT ガジェット、ハイエンドの医療用機器など、様々な用途で必要とされる電源を提供しております。
今回のエピソードでは、基礎知識に戻って話し合います。当社製品ラインアップで共通するデータシートのパラメータについて紹介します。ピーターさん、これについてどのようなことをお話しできますか?
ピーター:はい、そうですね、ジェフさん。今回のエピソードは、新しい顧客の皆様がデータシートをより理解しやすくするのに役立ち、長年お付き合いしている顧客の皆様にとっても再確認の機会となるでしょう。
ジェフ:どの仕様から先にお話ししたいですか?
ピーター:はい。最初に挙げたいのは最大容量性負荷です。多くの場合、顧客の皆様はフィルタリングやノイズのリップル低減のため、当社製品の出力側にコンデンサを実装されます。
ジェフ:では、静電容量が過剰になるとどのような危険性がありますか?
ピーター:電源を最初に投入した際、コンデンサは一時的な短絡回路のように機能し、大量の電流を引き込みます。この電流は当社製品も通過します。そのため、電流が過度に大きくならないように注意する必要があります。
ジェフ:そうでないと電源装置が損傷する可能性がありますね、正しいですか?
ピーター:はい、まさにその通りです、ジェフさん。
ジェフ:リップルとノイズについてもお話ししていましたね。さらに詳しくお話ししますか?
ピーター:はい、もちろんです。当社の製品はすべてスイッチング電源装置であるため、出力側にはわずかな電圧変動が生じます。通常、この仕様はミリボルトのピークツーピーク値で記載しており、20 メガヘルツの帯域幅に限定されています。
ジェフ:帯域幅の仕様はどのように解釈するのが最適ですか?
ピーター:これは遮断周波数として知られています。データシートに記載されているピークツーピーク電圧は、20 メガヘルツ以下の周波数にのみ該当します。これ以上の周波数については、さらなる試験と評価が必要となります。
ジェフ:了解しました。高周波ノイズの話をしたところで、データシートには EMC フィルタの推奨構成も記載されていますね?
ピーター:はい、そうです。これらは先ほど話した高周波ノイズを除去するのに役立ちます。当社では通常、B クラスのフィルタ推奨構成を提供しております。構成は非常に簡単で、通常 2~3 個のコンデンサとインダクタからなります。
ジェフ:では、これらはデータシートのどの部分に記載されていますか?
ピーター:通常、EMC 適合性に関するセクションの後ろ、データシートの下部付近に記載されています。このセクションでは、外部フィルタの実装が必要かどうかについても顧客の皆様に通知しております。例えば、当社の新しい AC/DC 電源装置のように、追加部品が不要な製品もあります。
ジェフ:素晴らしいですね。他に紹介したいパラメータはありますか?
ピーター:はい、ディレーティンググラフについて話しましょう。
ジェフ:非常に良いですね。これは負荷と周囲温度の関係を示したグラフですね?
ピーター:はい、そうです。
REC15E-Z を例に挙げましょう。聴いている皆様の中に、データシートを取り出して一緒に確認したい方は、一時停止してください。ご覧の通り、この製品は - 40°C から 75°C までの環境下で、100% の負荷を出力することができます。温度が 75°C を超える場合には、電力のディレーティング(出力削減)が必要となります。
ジェフ:了解しました。これは電源装置と内部部品の過熱を防ぐためですね?
ピーター:はい、その通りです。つまりトレードオフの関係になりますね? より高い温度で動作させることは可能ですが、負荷を軽減する必要があります。また、当社の製品の大部分には過温保護機能が搭載されていないことを指摘しておきます。ディレーティンググラフは、85°C では自動的に電力を 70% に調整することを意味するものではありません。これは設計者の皆様が考慮すべき点です。
ジェフ:非常に有益な情報です、ピーターさん。共有していただきありがとうございます。以上が今回の RECOM Powerful Podcastの内容です。次回は RECOM の別の魅力的なトピックに深く掘り下げますので、お見逃しなく!サンプルの請求や価格情報については、各国の地域販売マネージャーにお問い合わせください。アプリケーションエンジニアが技術的な質問やリクエストに随时お応えします。メールアドレスは techsupportamericas@recom-power.com です。では、良い一日をお過ごしください。いつものように、RECOM があなたの製品に電力を供給します!